概要
オフィスで真面目そうな上司にストッキングを破られ、連続絶頂させられた。
美術鑑賞の修士号を取得した小川純子です。
でも実は、偽物なんです。
これまでずっと、家族の期待を裏切ってきた。大学で勉強していると嘘をつきながら、実は家族のお金で見かけ上裕福な生活を送っていた。偽りの女であるのを認める。
しかし、家計が苦しくなるから、そんな生活を維持するために仕事を始めなきゃ。
最初の仕事は美術館の解説員で、そこで美術鑑賞の知識を勉強したが、能力のない女は棘のないバラと同じ。
家計が苦しいのを知った画廊の老館長は、給料を上げるために学歴を偽って、住むところと贅沢品を買うお金も用意してくれると約束した。その代償は、仕事を続けることと、彼の性的欲求を満足させる。
老館長はお年寄りで、美術に対する情熱のある人だと思っている。
「純子さん、芸術のために、取引しましょう」と。
その瞬間、まるで悪魔に取り憑かれたかのように、受け入れた。休みの毎週月曜日、館長と二人だけが絵画整理の名目で美術館にいたが、実は館長に変態調教されていた。
フローリングに座り、彼の絵を見てローターとバイブでオナニーしてた。
いつも取り付かれたような顔をして、私のそばにひざまずき、何度も何度も耳元でつぶやいた。
「女とはそういうものだ…人がいるときは端正で重々しく、人がいないときは淫乱である。ああ、もっと大きな声で、純子さん」
美術館での3年間、開館日は、ローターを装着して来館者に解説し、リモコンは館長の手にあり、モニター越しに私を監視してた。休館日は、館長の前で欲望を披露することになった。
私にとっては別に悪いことではなく、各人が必要な分を取るだけだ。
3年目の秋に老館長が急逝し、息子さんが美術館を引き継ぎ、私は他の仕事を探すことになった。
しかし、時間が経つといろいろなこと忘れたが、肉体的な欲望は満たされない。
……
「ネクスト」「ネクスト」「ネクスト」中から聞こえてくる声は、さらに不満になった。 周りの応募者たちは、履歴書を見る人、自己紹介を復唱する人など、みんなも緊張した面持ち。
私? 何も用意する必要なく、持っているものはすべて偽物でした。
はねられたもの共通項をまとめると、ほぼ完璧な学歴、優しい性格、面白くない魂。
今回嘘のつき方、もうわかったね。
「小川純子と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。私は、東京女子大学を卒業し、美術鑑賞を専攻しております…」
明らかに男は興味がなさそうだので、別のことを言うことにした。
「趣味はマンガを読むことです。休日には、スケートボードに行ったり、友達と映画館に行って幽霊映画を観たりしております。お花や茶道を上手に生けられる女の子がうらやましいですけど、人間はダイバーシティがあると思っております。」
注意が引きつけられた!
実は嘘ばかりではなく、少なくとも漫画を読むこと、特に池田さんの漫画を読むのが好きというのは本当だ。
そうやって40分も話していると、私に興味を示し、この仕事もう私のものだと信じてる。