優しいキャバ嬢が地下室で男子大学生を秘密調教 01

概要

お姉ちゃんの犬奴隷になった365日


あずき色リップを塗った綾子は、鏡に映る独楽柄名古屋帯と合わせて、松葉色色無地を着ていた自分を見て、三日月のような瞳が笑顔で無邪気に見える。20歳から15年間エスコート業に携わり、銀座に自分のクラブを持ち、35歳になった綾子さんは、お客様のニーズによって異なる個性を自由に切り替える。

綾子は朝の出来事を思い返し、口角をキュッと上げて、後ろ首をそっとつねった。「疲れすぎ…」と、綾子は筆と便箋を取り出し、正座して昨日来店されたお客様に手紙を書き始めた。その時、後ろの壁からかすかに犬の鳴き声が聞こえたようで、不機嫌そうにテーブルを文鎮で叩くと、壁からの音は消えていた。

四時間後、手紙を書き終えた彼女は、立ち上がって鏡の前に着物と髪飾りを整え、小股で壁際に行って3回ノックしてからドアの方に向き直り、夜の仕事をはじめよう。

【LA COMETA】に向かう車の中、運転手はバックミラーから美しい綾子を覗き込む。歳月は顔に時間の跡を残さず、よりエレガントでフェミニンな印象に仕上げていた。それに気づかないかのように、最新の金融と政治ニュースを目を通しながら考えている。彼女の仕事は様々な男性と話すことで、十分な知識を蓄えてこそ、より多くの忠実な顧客を引きとめれる。【LA COMETA】に到着し、綾子は引き返った運転手に含み笑って、外にいたドアボーイに車から降ろされた。

銀座は金貨で埋め尽くされたような世界であり、いたるところに限定版のスーパーカーがある。世界に誇るビジネス街であり、女性の腕の見せ所でもある。 夜の銀座は華やかで、狂喜の場であり、憩いの場でもあり、初めて訪れた人を欲望の渦に巻き込む。

目の前の八丁目にあるビルに入っていって、ウッド調オーデコロンの香りの中、Valextraのベージュレザーバッグを持った綾子がシルバー鏡面エレベーターにゆっくりと乗り込み、エレベーターガールが5階へのボタンを押した。

やがてエレベーターの扉が開き、透明な絹糸で吊るされた花びらに囲まれた大凧であり、エレベーター入口の真向かいには、「平安」を意味し、お客様の平安を願う金箔入り竹柄屏風がある。凧糸を締めすぎると高く飛ばないし、逆に緩めすぎるとコントロールが効かなくなる。自分も凧そのものではないか、と自嘲してほほえん、躊躇することなく、歩み続けた。

床から壁まで木製の化粧板が伸び、上部には円形の透かし天井があり、中心から3つのランタンが垂直に落ちて、空間全体が明快で優雅に装飾されている。各ブースは、緑のグラデーションガラスと白いチュールスカーテンのグラデーションで仕切られ、プライベートな空間を演出している。大理石のテーブルトップ、ダークグリーンのベルベットソファや、フロアランプに照らされた木の床は、足を踏み入れると心地よい空間となっている。

この瞬間だけ、凧糸を操っているのは自分だと、綾子はそう思っている。

いや、この瞬間だけじゃない。

あの人が憧れの眼差しで自分を乞う姿を思い浮かべると、彼女は上機嫌になる。

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